【9STEP】求人広告に頼らない「人が集まる仕組み」は、こうして作れる

「何度求人を出しても、応募がこない…」
「せっかく採用しても、すぐ辞めてしまう…」

そんな悩みを抱えている企業は少なくありません。ですが、その原因は決して「魅力がないから」ではありません。
ただ、魅力が“伝わっていない”だけなのです。

給料や福利厚生で勝負するのではなく、自社に合った人材を惹きつけるための情報発信
それこそが、いま中小企業に必要な「採用マーケティング」の考え方です。


採用がうまくいかないのは、伝える仕組みがないから

多くの中小企業では、採用情報といえば「求人票」か「会社概要の一部に数行載っているだけ」。
それでは、働く人たちの想いや職場の雰囲気はまったく伝わりません。

求職者が知りたいのは、
「どんな人と一緒に働くのか」
「その会社で働くと、どんな未来が待っているのか」
というリアルな情報です。

でも、そういった“人の情報”が載っていない会社がほとんど。
だからこそ、きちんと伝える仕組みをつくれば、他と大きく差がつきます。


伝える力で、“選ばれる会社”に変わる

ここからは、実際に採用マーケティングを実践し、自社に合う人材が集まる仕組みをつくるためのステップをご紹介します。

「そんなに難しいことはできない…」という方も安心してください。
簡単に始められる、現実的で無理のないステップばかりです。


1|まずは仮でいい。「どんな人と働きたいか」を決めてみる

いきなり完璧な採用コンセプトをつくろうとしなくても大丈夫です。
「こういう人がいたらいいな」「自社のこんなところを伝えたいな」という仮のイメージからでOK。
まずは“仮説”からスタートして、走りながら見直していく方が現実的です。


2|社員や代表にインタビューしてみよう

次にやるべきことは、実際に働いている人たちの声を集めることです。
社員の本音や、代表の思いが伝わると、それだけで会社の魅力がグッと増します。

「なぜこの会社を選んだのか」
「どんな人と働いているのか」
「どんな未来を描いているのか」

スマホで撮ったインタビュー動画でも構いません。無編集でも大丈夫。
それが“人が集まるコンセプト”を形づくる、かけがえのない素材になります。


3|社員の声をもとに、コンセプトを磨き直す

インタビューを通じて、「うちの会社のらしさ」や「働く人の共通点」が見えてきたら、仮で決めたコンセプトを見直してみましょう。

最初に作ったものが100点である必要はありません。
むしろ、現場の声を反映することで、“本物の言葉”に近づいていきます。


4|写真やメッセージで「見える化」する

次は、採用サイトに必要な素材をそろえる段階です。

集合写真や働く様子、イベントの風景など、普段のリアルな場面が伝わる写真を用意しましょう。
また、代表や社員のメッセージ原稿も、できるだけ自分の言葉で。

ここでも完璧を目指す必要はありません。大切なのは「自分たちらしさ」が伝わることです。


5|採用専用のページをつくってみる

素材がそろったら、採用情報を見やすくまとめるページを作成します。

理想は、コーポレートサイトとは別の“採用専用サイト”をつくること。
難しければ、無料ツールや1ページ型のランディングページでも十分です。

大事なのは、「採用情報だけが、見やすく整理されていること」。
それだけで応募のハードルはぐっと下がります。


6|情報をわかりやすく掲載し、動画も埋め込む

写真やテキストをわかりやすく配置し、必要なら動画も載せてみましょう。
YouTubeにアップして埋め込むだけでOKです。

また、応募フォームはとにかくシンプルに。
名前や連絡先、希望職種など、5項目以内が目安です。

入力が面倒だと、それだけで離脱されてしまいます。
“応募しやすさ”は、思っている以上に重要です。


7|作ったサイトをしっかり広めよう

いいサイトを作っても、誰にも見られなければ意味がありません。

ハローワークへの掲載や、Indeedの無料投稿、自社SNSでの発信、紹介カードの配布など、できることはたくさんあります。

社員が自分のSNSでシェアするだけでも、意外なほど反応が出ることも。


8|効果を見て、改善していく

サイトを公開したら終わりではなく、どこで離脱が多いか、どこからアクセスが来ているかを確認してみましょう。

アクセス解析ツール(Google Analyticsなど)を使えば、数字で改善点が見えてきます。

応募が来ないのか、見られていないのか。それが分かるだけで、打ち手は変わります。


9|“人が集まる仕組み”を広げていく

反応が出てきたら、あとは入口を広げていく段階です。

採用動画を増やしたり、SNS運用を始めたり、紹介カードの配布先を増やしたり──
こうして少しずつ、「人が集まる仕組み」が形になっていきます。

気づけば、理想の人材が自然と集まってくる「人材のダム」ができあがっていくはずです。


まずは“伝えること”から始めてみませんか?

今の時代、「求人を出す」だけでは人は集まりません。
大切なのは、“自分たちのことを、しっかり伝える”こと。

誰に来てほしいのか、どんな職場なのか、どんな価値観を大切にしているのか。
そのメッセージに共感した人が、あなたの会社の扉を叩いてくれるのです。


今すぐできる、3つの小さなアクション

  1. 今ある採用ページを読み直してみる
  2. どんな人と働きたいか、書き出してみる
  3. スマホで社員インタビューを撮ってみる(編集なしでOK)

もし「どこから手をつけていいか分からない」「サイト制作はちょっと不安」という方がいれば、無料相談も受け付けています。

一緒に、あなたの会社の“伝える力”を育てていきましょう。

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